LEON

12月4日、
私のかけがえのない愛猫、
レオンが天国へと旅立ってしまいました。

私と同じ4月1日生まれで
一目惚れで飼い始めて、
旦那から性格も行動も似てるよね、と言われる
まるで分身のような存在だったレオン。

前日まで何事もなく元気だったのに。
まだ10歳なのに。
もう少し早く気づいていたら
今も一緒にいられたかもしれないのに。

当たり前のように側にいてくれた存在が
こんなにいとも簡単にいなくなってしまうなんて、
これっぽっちも考えてませんでした。

本当に病気ひとつしない子だったので、
2019年も普通に一緒に迎えられて
毎年4月には一緒に歳を重ねて
いつかおじいちゃん猫になって
ちょっとヨボヨボになったとしても、
たとえばその時は既に私の子供が産まれてたりしてて
みんなですごく可愛がってあげて、
最期までたくさんたくさん慈しんで
家族みんなで見守りながら
「今まで本当にありがとう」と
天国へ送ってあげられるのだろうと。

そんな勝手な想像をしてたことに失って気づいて、
その砕け散った未来予想を頭の中で拾い集めては、
もう叶わない現実に打ちのめされている日々です。

そんなことは関係ないとばかりに
無情に時間はきっちりと過ぎ去っていて、
気がついたらいつのまにか大晦日。

12月13日のイベントでは、
レオンのことを想いながら昔作りあげた
「LEON」という曲を歌いました。

11月15日に行った
Rum Shut Boo!初ワンマンライブでは
この「LEON」という曲を初めて
生バンドのアレンジで歌えました。

同じ曲なのに、似たような毎日なのに、
12月4日を境に全てが変わってしまいました。

でもレオンを愛する気持ちは
変わらず生き続けてて、
むしろ増していく一方です。

寂しさは募るばかりだけど、
これは一生消えないものと
腹を決めて生きていくしかないんだよね、
と2019年を目前に
レオンの写真と遺骨を前に思いました。

ペットを飼わずに生活してる方にとっては、
なんのこっちゃ、と思われるかもしれない話を
長々と綴らせていただきました。
私の勝手な独り言と、
今回はご容赦いただければと思います。

「失ってはじめて気づく」なんてのは
歌詞でもどこでも聴きなじんでしまった言葉と思ってましたが、
こんなにも痛い言葉だったんですね。

大切な人、大切な存在に
感謝だったり伝えたい言葉を口にすること、
素直に触れ合って、
その温もりをお互いに感じ合えることが
何より尊いものなんですよね。

綺麗事じみた言葉を
並べたところでどうにもなりませんが、
ただひとつそれは確かに
大切で、幸せなことなんだと痛感しました。

そして、寂しすぎるけれど
これからもレオンのことを
心から想いながら歌える
「LEON」という曲を作り出すことができていたこと、
それだけは本当によかったと思います。

わがままで気分屋な飼い主でごめんね。
冷たくなったカラダを抱きしめて泣くだけで
最期に何もしてあげられなくてごめんね。
いつも私の帰りを玄関で待っててくれてありがとう。
悲しい時そっと側に寄ってきてくれるような器用な猫じゃなかったけど、
名前を呼んだらシッポでいつも返事してくれたよね。
たまに大きな体に似合わないものすごく小さな声で
「ニャ」って返事してくれるのがすごく愛おしかった。
手を伸ばしたら顔をすり寄せて甘えてくれて、
でも満足したらすぐどっかにいっちゃう、
誰に似たのかそんなあまのじゃくなレオンが大好きだったよ。

本当に本当にありがとう。

これから私が「LEON」を歌うときは
あまのじゃくしないで、どうか天国で聴いていてね。

  

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